軽さは武器である。

世田谷教室、軽井沢教室、ともに利用しているスタンド類は、軽量コンパクト。

 

代表の定成クンゴがエンドーズしているドラムメーカー、カノウプス社が開発したハードウェア類。

その軽量、コンパクトな設計は、他のメーカーの追付いを許さない程の合理的な設計です。

 

 

そして、徹底的に無駄を排した設計は、シンプルで無駄がない。そして、何よりも、軽い!

 

この軽さの恩恵は、想像以上。

 

ドラムセットの持ち運びは、まるで小さな引越しのよう。その中でもハードウェア類の重量は、毎回頭痛の種。

これが、従来品に比べると、1/3程にも軽いのだから、イメージしやすいと思います。

 

持ち運び、ちょっとした移動が楽というのは、上記の通りですが、副産物として、楽器の音が良い、というのもあります。

 

シンバルスタンドは、シンバルとスタンド上部の接地面積が狭いので、振動を適度に逃します。しなやかに伸びるスタンドパイプは、パイプ内径が細いので共振を防いでくれます。

 

スネアスタンドは角度調整に慣れさえすれば、挟み込み過ぎない適度なホールド、太鼓の振動を妨げずに、明るく前に音を運んでくれるイメージです。

 

価格も控えめですので、カノウプスの軽量ハードウェアシリーズ、試してみる価値ありです。

 

カノウプス

http://canopusdrums.com/jp/

 

ギタラートリオ "リハビリ" コンサート with 田中充

シベドラムスクール企画

 

ギタラートリオ "リハビリ" コンサート with 田中充

 

約2年の休養を経て、ギタラートリオ再始動???

 

久しぶりのギタラートリオでのライブです。しかしながら、すぐには体が対応しません。ここはリハビリが必要です。それぞれが忙しいギタラートリオの面々。今後いつライブが出来るかわかりませんが、とにかく集まって音を出せる機会に恵まれました。

 

唯一無二、縦横無尽な宇宙的フレーズが印象的な「高橋ギタラー」師匠。 左手でベース、右手でバッキングという、複雑怪奇かつ、超人的なプレイをするキーボード奏者、ヤマザキタケルの演奏も見ものです。

 

また、スキマスイッチ 椎名林檎 槇原敬之 今井美樹 いきものがかり DREAMS COMES TRUEをはじめ、様々なアーティストのライブ、レコーディングサポートメンバーとして活躍する、田中充氏をゲストプレーヤーにお招きします。

 

ゆるく楽しい"リハビリ"コンサート。ぜひご来場ください。

 

握手屋の出店もあります。ワンナクシュで美味しいコーヒーが飲めますよ。ワンナクシュってなに?お楽しみに!

 

※ 画像をクリックすると、PDFフライヤーができます。

 

場所 スタジオシベ 軽井沢

時間 18:30 オープン 19:00スタート

料金 一般、2000円/学生、お子様は無料

 

お問い合わせ スタジオシベ 軽井沢 シベドラムスクール

住所 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 1259-137

地図 https://goo.gl/maps/LNDmNMfSdpK2

HP https://www.sibemusic.net/

Mail mail@kungo.net

 

 ライブ後はアーティストとスタッフも加わり、懇親会兼打ち上げを行います。普段見れない音楽家の真の姿(!)や、面白い話など飛び出すかもしれませんよ。こちらもぜひご参加ください。

 

参加費

大人 2000円(お酒込)/ 大人 1500円(お酒抜)/ 小学生以下 500円 / 幼児 無料

 

 

※ ご持参可能な方は、折りたたみ椅子をご用意ください。

※ 遠方からお越しの方は、徒歩圏内の宿泊施設をご紹介します。

※ 大注目バンド「アフロベゲ」ライブを7月1日土曜日に企画してます。

 

 

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"教えて クンゴ先生" Youtube編

すっかりプログ更新できず、時間が随分と経過してしましました。軽井沢はすっかり晩秋です。

さて、Youtube上に質問やリクエストに応える形で短いドラムの動画をあげています。

シリーズ化しそうなので、こちらでも紹介したいと思います。

その1はアクセント編。ちょっと難しめです。

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スタンダードサイズが、なぜ必要なのか。

先日、テレビCM用音源制作のレコーディングをしてきました。元気の良いロック的ポップス的なアプローチのドラムパターンでした。ミックスバランスはドラム大きめで、軽快な音楽に完成しました。現在全国ネットでオンエアー中ですの。ご興味のある方はメッセージ下さいね。


当日は22インチバスドラム、13インチタムタム、16インチフロアタムの三点セット。これに14インチスネアドラムを2台を持参しました。いわゆるロック的なスタンダードサイズです。このサイズを選んだ理由はシンプル。音作りをする時間が無いであろうと予想出来たからです。人に呼ばれて演奏する場合は、時間をかけてじっくり音楽を作るアーティスティックな現場と、自分のパートを録音できる時間が限られている現場と、その中間のおよそ3パターンです。テレビCMの場合は、音源制作に携わる人数が多い場合もあり、チームワークで進行して行きます。もちろん映像が最もインパクトがありメインですので、音楽は引き立て役ですね。映像にあわせて音楽の尺(長さ)や曲調がガラッと変わったり、少々独特な世界観で録音をする事になります。


事前に資料を送っていただき、一通り耳を通しておきます。しかし、直前まで変更が加えられる事の多い現場ですので、あまりしっかり聴きこまないようにしています。

事前に頂いた音源と当日の音源のイメージに開きがある場合、事前の音源のイメージが払拭できずに、かえって録音時間がかかってしまう事がありますので。


そういった理由で、限られた時間と制約の中でのドラム選びは、スタンダードサイズがベターです。これはドラマーだけではなく、録音にかかわるエンジニアやスタッフの皆さんがやりやすい環境作りにも大切な要素です。


22インチのバスドラム、13インチタム、16インチフロアタム、14インチスネア。

太鼓類のこのスタンダードなサイズは、音の伸び、低音感、アタック感、どれをとっても低めで中庸な音像です。ロック的に一番使われるサイズ感、という事は、自分以外の人間にとっては、一番耳馴染みのある音像という訳ですね。そして、ロック的ポップス的アプローチに関しては、ミュート感を調整してあげるだけで、音作りも最小限で済む可能性が高いのです。


「時は金なり」こんな状況が予想させる時は、スタンダードサイズを選びましょう!

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バスドラムのお話し

バスドラム=大太鼓。奏者右足側に横置きに設置してある大きな太鼓の事です。

前回の投稿にある、バスドラムペダルを足で踏んで演奏します。客席から見ると、よくドラムメーカーのロゴが大きく書いてあるのが見える太鼓ですね。


このバスドラムですが、色んなサイズがあります。私がエンドーズしているカノウプスというドラムメーカーですと、カタログサイズで6種類。15インチ、18インチ、20インチ、22インチ、24インチ、26インチ。これは打面側のサイズで、口径といいます。奥行き(深さ)は、おおよそ14インチ、15インチ、16インチ、18インチの4種類が組み合わせられます。深さがあるほど、音が丸みを帯びて、低い帯域の音像が増える傾向です。これを深胴といいます。逆に、浅い胴体はパンチがあって、音の輪郭がはっきりします。これを浅胴といいます。


ちなみにドラムセットが発達したのはアメリカですので、インチ表記です。


さて、今回は口径に絞ってお話しします。ざっくりと音楽ジャンルと口径の関係はこんな感じです。


15インチ

ジャズやアコースティックな音楽を、小さなスペースで演奏するのに向いています。小さめな音量コントロールが得意ですが、少々腰高な感じです。口径が小さいの発音する音像が高めです。トントンといった軽い音像です。


18インチ

主にジャズドラマーに愛用されているサイズです。ファンクでも使う事がありますね。私の大好きなドラマー、バーナード・パーディー氏は、色んなジャンルで18インチのバスドラムを使用しています。スタンダードサイズの中では一番小さいサイズです。ポンポンといった軽い音像の中に、低音が見え隠れする、といったイメージです。

18インチのバスドラムが発達したのには、いくつか理由があるそうです。1960年代、ニューヨークのクラブで演奏するジャズドラマー達が、イエローキャブのトランクに乗せることが出来て、持ち運びが苦労しないサイズだというのが、有力な説だそうです。


20インチ

輪郭のはっきりした倍音、すっきりとした低音でコントロールしやすいのが、この20インチです。

現代のスタンダードといっても過言では無いと思います。バスドラムペダルのビーター(打面を叩くマレットのようなもの)が、ほぼ打面中央にヒットするので、存在感のあるバシッとしたアタックが出ます。

ポップス、ファンク、ロック、クロスオーバー系ジャズ、ヒップホップなど、ほぼオールジャンルで使えます。私が愛用しているサイズでもあります。バスバスといった感じの音像で、低音と高音が両方同じバランスで聞こえてくる印象です。


22インチ

ロック系のスタンダードサイズ。太くて適度に輪郭もあって、市場に最も出回っている口径です。ライブハウスのハウスドラムとして置いてある事があるので、ドラマーなら必ず使用した事のあるサイズですね。バスドラムペダルのビーターが中心より、やや下側をヒットするので、20インチのバスドラムに比べれば、少し音の輪郭がボヤけますが、その分低音に迫力が出てきます。ドスドスといった感じの音像で、豊かな低音の上に高い音域が乗っかって聞こえるイメージです。各サイズのバスドラムの中で、音量は最大だと思います。


24インチ

豊かで暖かい低域の音像。ハードロックのドラマーが愛用するサイズですが、この豊かな低音に魅了されているドラマーはかなりいます。以前お話しを伺った、東京スカパラダイスオーケストラの茂木さんは、24インチのバスドラムが大好きだそうで、ご自分のセットは24インチのバスドラムを基調としたセットです。大きいので持ち運びがちょっと大変ですが、それでもこの口径からくる低音は他のサイズでは補えない、そんな魅力的な音像です。バスドラムペダルのビーターが中心よりグッと下にくるので、少し演奏しずらくなります。ボスボスといった感じで、豊かで深い低域がとにかく特徴的です。


26インチ

カタログサイズ最大。なかなか使用しているドラマーが少ないのですが、私は大好きです。古くはビックバンドのドラマーが使っていたサイズです。いわゆるオーケストラなどで使われるバスドラムに見られる、口径の大きなバスドラムです。ちなみにオーケストラ用のバスドラムでは32インチ、またはそれ以上のの大きさもあります。口径が大きく重量も増すので、運搬には苦労しますが、他のサイズでは味わうことの出来ない柔らかい低音がありますので、私は一番好きな音色です。ちなみにレッドツェッペリンのドラマー、故ジョン・ボーナム氏愛用サイズです。私がこのバスドラムを持ち込むと、ギタリストはアンプのボリュームを上げて、レッドツェッペリンの楽曲を弾き出すのですが、そんなつもりで持ち込んでる訳ではないですから!(笑)大きいから大きな音が出るかというとそうでは無く、22インチの標準的な口径よりも音量は落ちると思います。

バスドラムペダルのビーターは中心からかなり下にきます。ビーターがヒットした瞬間、ヘッド(打面の皮)がたわむので、演奏しずらく慣れるまでに時間がかかります。

ボンボンといった音像で、とても柔らかく豊かな低音が気持ちよい、大太鼓らしい音色が特徴です。


いかがでしたか?口径によって音像に変化が付く事をご理解頂けたと思います。


私が愛用しているのは、20インチ。あとはジャンルやシチュエーションによって変わります。

所有している最小サイズは12インチ。これは自作です。メインが20インチ。ラウドに鳴らしたい時は22インチ。柔らかい低音が欲しい場合は26インチと、それぞれを使い分けています。


定成クンゴ