軽さは武器である。

世田谷教室、軽井沢教室、ともに利用しているスタンド類は、軽量コンパクト。

 

代表の定成クンゴがエンドーズしているドラムメーカー、カノウプス社が開発したハードウェア類。

その軽量、コンパクトな設計は、他のメーカーの追付いを許さない程の合理的な設計です。

 

 

そして、徹底的に無駄を排した設計は、シンプルで無駄がない。そして、何よりも、軽い!

 

この軽さの恩恵は、想像以上。

 

ドラムセットの持ち運びは、まるで小さな引越しのよう。その中でもハードウェア類の重量は、毎回頭痛の種。

これが、従来品に比べると、1/3程にも軽いのだから、イメージしやすいと思います。

 

持ち運び、ちょっとした移動が楽というのは、上記の通りですが、副産物として、楽器の音が良い、というのもあります。

 

シンバルスタンドは、シンバルとスタンド上部の接地面積が狭いので、振動を適度に逃します。しなやかに伸びるスタンドパイプは、パイプ内径が細いので共振を防いでくれます。

 

スネアスタンドは角度調整に慣れさえすれば、挟み込み過ぎない適度なホールド、太鼓の振動を妨げずに、明るく前に音を運んでくれるイメージです。

 

価格も控えめですので、カノウプスの軽量ハードウェアシリーズ、試してみる価値ありです。

 

カノウプス

http://canopusdrums.com/jp/

 

スタンダードサイズが、なぜ必要なのか。

先日、テレビCM用音源制作のレコーディングをしてきました。元気の良いロック的ポップス的なアプローチのドラムパターンでした。ミックスバランスはドラム大きめで、軽快な音楽に完成しました。現在全国ネットでオンエアー中ですの。ご興味のある方はメッセージ下さいね。


当日は22インチバスドラム、13インチタムタム、16インチフロアタムの三点セット。これに14インチスネアドラムを2台を持参しました。いわゆるロック的なスタンダードサイズです。このサイズを選んだ理由はシンプル。音作りをする時間が無いであろうと予想出来たからです。人に呼ばれて演奏する場合は、時間をかけてじっくり音楽を作るアーティスティックな現場と、自分のパートを録音できる時間が限られている現場と、その中間のおよそ3パターンです。テレビCMの場合は、音源制作に携わる人数が多い場合もあり、チームワークで進行して行きます。もちろん映像が最もインパクトがありメインですので、音楽は引き立て役ですね。映像にあわせて音楽の尺(長さ)や曲調がガラッと変わったり、少々独特な世界観で録音をする事になります。


事前に資料を送っていただき、一通り耳を通しておきます。しかし、直前まで変更が加えられる事の多い現場ですので、あまりしっかり聴きこまないようにしています。

事前に頂いた音源と当日の音源のイメージに開きがある場合、事前の音源のイメージが払拭できずに、かえって録音時間がかかってしまう事がありますので。


そういった理由で、限られた時間と制約の中でのドラム選びは、スタンダードサイズがベターです。これはドラマーだけではなく、録音にかかわるエンジニアやスタッフの皆さんがやりやすい環境作りにも大切な要素です。


22インチのバスドラム、13インチタム、16インチフロアタム、14インチスネア。

太鼓類のこのスタンダードなサイズは、音の伸び、低音感、アタック感、どれをとっても低めで中庸な音像です。ロック的に一番使われるサイズ感、という事は、自分以外の人間にとっては、一番耳馴染みのある音像という訳ですね。そして、ロック的ポップス的アプローチに関しては、ミュート感を調整してあげるだけで、音作りも最小限で済む可能性が高いのです。


「時は金なり」こんな状況が予想させる時は、スタンダードサイズを選びましょう!

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バスドラムのお話し

バスドラム=大太鼓。奏者右足側に横置きに設置してある大きな太鼓の事です。

前回の投稿にある、バスドラムペダルを足で踏んで演奏します。客席から見ると、よくドラムメーカーのロゴが大きく書いてあるのが見える太鼓ですね。


このバスドラムですが、色んなサイズがあります。私がエンドーズしているカノウプスというドラムメーカーですと、カタログサイズで6種類。15インチ、18インチ、20インチ、22インチ、24インチ、26インチ。これは打面側のサイズで、口径といいます。奥行き(深さ)は、おおよそ14インチ、15インチ、16インチ、18インチの4種類が組み合わせられます。深さがあるほど、音が丸みを帯びて、低い帯域の音像が増える傾向です。これを深胴といいます。逆に、浅い胴体はパンチがあって、音の輪郭がはっきりします。これを浅胴といいます。


ちなみにドラムセットが発達したのはアメリカですので、インチ表記です。


さて、今回は口径に絞ってお話しします。ざっくりと音楽ジャンルと口径の関係はこんな感じです。


15インチ

ジャズやアコースティックな音楽を、小さなスペースで演奏するのに向いています。小さめな音量コントロールが得意ですが、少々腰高な感じです。口径が小さいの発音する音像が高めです。トントンといった軽い音像です。


18インチ

主にジャズドラマーに愛用されているサイズです。ファンクでも使う事がありますね。私の大好きなドラマー、バーナード・パーディー氏は、色んなジャンルで18インチのバスドラムを使用しています。スタンダードサイズの中では一番小さいサイズです。ポンポンといった軽い音像の中に、低音が見え隠れする、といったイメージです。

18インチのバスドラムが発達したのには、いくつか理由があるそうです。1960年代、ニューヨークのクラブで演奏するジャズドラマー達が、イエローキャブのトランクに乗せることが出来て、持ち運びが苦労しないサイズだというのが、有力な説だそうです。


20インチ

輪郭のはっきりした倍音、すっきりとした低音でコントロールしやすいのが、この20インチです。

現代のスタンダードといっても過言では無いと思います。バスドラムペダルのビーター(打面を叩くマレットのようなもの)が、ほぼ打面中央にヒットするので、存在感のあるバシッとしたアタックが出ます。

ポップス、ファンク、ロック、クロスオーバー系ジャズ、ヒップホップなど、ほぼオールジャンルで使えます。私が愛用しているサイズでもあります。バスバスといった感じの音像で、低音と高音が両方同じバランスで聞こえてくる印象です。


22インチ

ロック系のスタンダードサイズ。太くて適度に輪郭もあって、市場に最も出回っている口径です。ライブハウスのハウスドラムとして置いてある事があるので、ドラマーなら必ず使用した事のあるサイズですね。バスドラムペダルのビーターが中心より、やや下側をヒットするので、20インチのバスドラムに比べれば、少し音の輪郭がボヤけますが、その分低音に迫力が出てきます。ドスドスといった感じの音像で、豊かな低音の上に高い音域が乗っかって聞こえるイメージです。各サイズのバスドラムの中で、音量は最大だと思います。


24インチ

豊かで暖かい低域の音像。ハードロックのドラマーが愛用するサイズですが、この豊かな低音に魅了されているドラマーはかなりいます。以前お話しを伺った、東京スカパラダイスオーケストラの茂木さんは、24インチのバスドラムが大好きだそうで、ご自分のセットは24インチのバスドラムを基調としたセットです。大きいので持ち運びがちょっと大変ですが、それでもこの口径からくる低音は他のサイズでは補えない、そんな魅力的な音像です。バスドラムペダルのビーターが中心よりグッと下にくるので、少し演奏しずらくなります。ボスボスといった感じで、豊かで深い低域がとにかく特徴的です。


26インチ

カタログサイズ最大。なかなか使用しているドラマーが少ないのですが、私は大好きです。古くはビックバンドのドラマーが使っていたサイズです。いわゆるオーケストラなどで使われるバスドラムに見られる、口径の大きなバスドラムです。ちなみにオーケストラ用のバスドラムでは32インチ、またはそれ以上のの大きさもあります。口径が大きく重量も増すので、運搬には苦労しますが、他のサイズでは味わうことの出来ない柔らかい低音がありますので、私は一番好きな音色です。ちなみにレッドツェッペリンのドラマー、故ジョン・ボーナム氏愛用サイズです。私がこのバスドラムを持ち込むと、ギタリストはアンプのボリュームを上げて、レッドツェッペリンの楽曲を弾き出すのですが、そんなつもりで持ち込んでる訳ではないですから!(笑)大きいから大きな音が出るかというとそうでは無く、22インチの標準的な口径よりも音量は落ちると思います。

バスドラムペダルのビーターは中心からかなり下にきます。ビーターがヒットした瞬間、ヘッド(打面の皮)がたわむので、演奏しずらく慣れるまでに時間がかかります。

ボンボンといった音像で、とても柔らかく豊かな低音が気持ちよい、大太鼓らしい音色が特徴です。


いかがでしたか?口径によって音像に変化が付く事をご理解頂けたと思います。


私が愛用しているのは、20インチ。あとはジャンルやシチュエーションによって変わります。

所有している最小サイズは12インチ。これは自作です。メインが20インチ。ラウドに鳴らしたい時は22インチ。柔らかい低音が欲しい場合は26インチと、それぞれを使い分けています。


定成クンゴ

バスドラムペダルのお話し

ドラムペダルのお話し


バスドラム(大太鼓)はバスドラムペダルを介して、足で演奏します。主に右足でペダルを踏んで演奏します。

構造は、ペダル部分を踏むと、チェーンとカムが連動して、ビーターという大きなフェルトのついたマレット(スティックのようなもの)がバスドラムの打面を叩く、といった感じです。叩いたビーターは、スプリングの力を利用して元の場所に戻ります。


「どんなドラムペダルを使えば良いですか?」よく生徒さんから質問があります。バスドラムペダルには、多種多様なバリエーションがありますが、一番ベーシックなものは、シングルチェーン、アンダープレートなしのモデルです。簡単に言うと、国内主要3メーカー、ヤマハ、パール、タマから発売されている一番安いモデルです。海外メーカーでももちろん発売されていて、日本で手に入りやすいメーカーは、アメリカのDW社のものです。シベドラムスクールとして、一番のオススメは、このベーシックなモデルです。上記4メーカー、ヤマハ、パール、タマ、DWの各社のベーシックモデルならば、どれをお使いになっても問題ありません。ベーシックモデルは、動きは素直で、調整箇所も少なく軽量です。そして、コストパフォーマンスに優れています。いわゆる中庸な使い心地ですので、まずはスムーズな使い心地のベーシックモデルを使ってみてから、ご自分の音楽性にあわせて他の仕様を試すことをオススメします。


ちなみに駆動部分には、大きく分けて3種類。シングルチェーン、ダブルチェーン、ベルトドライブ。

組み合わせるカムには、真円カム、偏心カムの2種類。

ペダル部分は、ロングボード、ショートボートがあります。

それぞれの特徴に関しては、また後日。


まずは、「シングルチェーン、アンダープレートなし」のモデルから試してみましょう。


また、駆動部分のベアリングを変えることで、動きをスムーズにするパーツも発売されています。ペダルの動きがリニアで素直で、自分の意思に近い所で動いてくれるイメージです。新ペダルを購入する前に、こういったパーツを試してみるのもありですね。商品名は「スピードスターベアリング」。僕が寄稿した紹介文もあります。下記リンクをご参照ください。

http://www.ellisisland.jp/products/speedstar/



定成クンゴ


スネアドラム(小太鼓)のお話し

スネアドラム=小太鼓。


ドラムセットの中心にあって、バックビート(2拍目4拍目)を奏でる楽器です。

基本サイズは、直径14インチ、深さ5.5インチです。ちょうど軽自動車のタイヤホイール位の大きさですね。楽器の素材は色々あります。木材、スチール、アルミ、グラスファイバー、アクリル等々。材質によって音は大きく変化しますが、それについては後日。


今回は、スネアドラムの直径についてお話しします。

基本サイズ14インチに対するバリエーションは、8インチ、10インチ、12インチ、13インチ、15インチ。これらのサイズは、各ドラムメーカーのカタログにあるサイズです。もちろん、メーカーによっては、製造していないサイズもあります。


直径が小さければ小さいほど、高い音程がします。直径が大きければ、低い音程。管楽器に例えて言うならば、高い音のするトランペットと低い音のするチューバ。音が最後に出てくるラッパの部分の大きさの違いをイメージして頂ければ分かりやすいでしょうか。

基本14インチのスネアドラムに対して、12インチのスネアドラムは、音質が高く、明るく軽快な音像になります。対して、15インチのスネアドラムは、音質がしっとり落ち着いていて、14インチのスネアドラムドラムよりも、少し低めの音域が豊富な音像になります。


直径に対して、もう一つ重要なファクターとして、深さがあります。

14インチのスネアドラムの標準的な深さは、5.5インチです。同じ14インチのスネアドラムで、もう一つ一般的な深さは、6,5インチ。5.5インチの深さより、少しまろやかなで太い音像です。これは、スネアドラムの胴体面積が増えて、楽器内の反響が増える影響です。5.5インチの深さがライブハウスとすると、6.5インチの場合は、教会やコンサートホールといった具合です。


直径13インチ以下のスネアドラムは、総じて「小口径」としてひとくくりにされます。直径13インチで深さ4インチのスネアドラムは、パリッと引き締まった、楽器内での反響の少ない甲高い音像。対して深さが6.5インチであれば、基本より小さい直径により音質は高めながら、深さがある影響で胴体内での音の反響が豊かになり、軽快な高音がありつつも、豊かな音像になります。


音楽ジャンルや、シチュエーションによって求められる音像は千差万別です。

まずは基本サイズの 直径14インチ x 深さ5.5インチ(5インチも可)を使い込んでみましょう。チューニングしながら(皮のテンションをかえる)、好みの音を見つけましょう。そして、他のサイズのスネアドラムとの音の違いを楽しんでください。


チューニングの話、楽器の素材の話、ドラムヘッド(皮)の種類などの話は、また今度。


※写真のスネアドラム2台。

左はカノウプス社製、木材、直径10インチ深さ5インチ。

右はパール社製、ファーバーグラス、直径10インチ深さ8インチです。

スティックについて

当教室のお勧めスティック。

2種類あるのですが、今回は練習パッド用、さらに細かいフレーズや柔らかい音を出したい時に使うスティックをご紹介します。


ヴィックファース SD2 ボレロ


基礎練習、マーチング楽曲の演奏時に教室では使っています。ドラムセットでも使用出来ますが、オープンリムショットには不向きです。


一般的に多く使われている感のあるスティックといば、5A(ある程度どのメーカーでも統一されている、中庸な太さと長さ)ですが、それに比べると太いスティックです。

メイプル材ですので、太さの割には軽く取り回しが楽です。

ショルダー部分まで太さが続いていて、重量バランスがとても良いです。


チップ形状は円形で、ボール形状です。リバウンド重視といった感じです。また小さいチップですので、シンバルのレガート音が粒立ち良く、軽めの音がします。


スティック選びで悩んでいる方がいましたら、一度お試しください。

スティックの各部名称や材木については、また後日。

デモ演奏動画

シベドラムスクール講師の、デモ演奏動画です。

ロックからファンク系への移行で、賑やかめなドラムソロです。

ドラムセットは、カノウプスのバーチ。シンバルはジルジャン。スティックはヴィックファースです。